ムーンライトセレナード

夜行性仲間

ゴールドオーカーに散在する白い模様がピンボケした光のように見えると若干のリアリティを帯びるため、イラスト部と対比されていますが、ギリギリ背景に溶かせるぐらいの太さの線描の「抜き」で描いています。世界観とデザイン性の絶妙な距離感だけでなく、崩れ、滲み、隆起、筆致があることで「顔料」の次元まで降りられるようにしています。どの高さでご鑑賞いただいても構いませんが、できれば最上部の、透けるように描かれた「孤独が満たされた瞬間に見る内なる光」を感じていただけると幸いです。